こんにちは、ヨガサロン紬の今井順子です。夏の暑さで体調を崩しやすいこの季節、疲労回復に効果的なヨガの呼吸法をご紹介します。呼吸法は体と心をリフレッシュさせる素晴らしいツールで、日々のストレスを軽減し、エネルギーを取り戻すのに役立ちます。今回は、特に夏におすすめの呼吸法を4つのステップに分けてお伝えします。
夏バテ対策に最適な「深い腹式呼吸」
夏バテの主な原因は、暑さによる自律神経の乱れです。そこで効果的なのが「深い腹式呼吸」です。この呼吸法は、ゆっくりとお腹に空気を送り込むことで、リラックス効果を高め、自律神経を整えます。
深い腹式呼吸の方法
- 背筋を伸ばして楽に座ります。
- 鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませます。
(無理に膨らませるというよりは、自然に膨らむ感じでOKです) - 下腹を凹ませるようにして、口から息をゆっくりと吐き出ます。
吐く息を長めにするようにすると、気持ちが落ち着きます。
この動作を数回繰り返すことで、体の緊張がほぐれ、心が落ち着きます。特に寝る前に行うと、ぐっすりと眠ることができるでしょう。
熱中症予防に「冷却呼吸法」
夏の厳しい暑さに対抗するために、「冷却呼吸法」が役立ちます。この呼吸法は、口から冷たい空気を吸い込むことで、体内の熱を下げ、涼しさを感じることができます。
冷却呼吸法のやり方
- 舌を丸めて管のようにし、口を少し開けます。
- その管を通してゆっくりと息を吸い込みます。
- 息を吸い終わったら、口を閉じて鼻からゆっくりと吐き出します。
この呼吸を数回繰り返すことで、体がクールダウンするのが感じられるはず。暑さで疲れた時に、ぜひ試してみてください。
集中力を高める「ナディショーダナ(片鼻呼吸法)」
暑さで集中力が低下しやすい夏には、「ナディショーダナ(片鼻呼吸法)」が効果的です。この呼吸法は、左右の鼻から交互に息を吸い込み、脳をリフレッシュさせることで、集中力を高めます。
ナディショーダナのやり方
- 右手の親指で右の鼻孔を押さえ、左の鼻孔からゆっくりと息を吸い込みます。
- 右手の薬指で左の鼻孔を押さえ、右の鼻孔からゆっくりと息を吐き出します。
これを数回繰り返すことで、頭がクリアになり、集中力が増すことを感じられるでしょう。
朝におすすめ!頭スッキリ「ウジャイ呼吸法」
なかなかシャッキリしない朝には、「ウジャイ呼吸法」が助けになります。この呼吸法は、喉を軽く締めることで独特の音を立てながら息を吸い込み、頭をスッキリさせ、心を落ち着ける効果があります。
ウジャイ呼吸法のやり方
- 座るか横になり、リラックスした状態で始めます。
- 喉の奥を軽く締めるようにして、ゆっくりと鼻から息を吸い込みます。このとき、「シューッ」という音が聞こえるようにします。
- その後、同じように喉を締めたまま、鼻からゆっくりと息を吐き出します。
ウジャイ呼吸法は、ON-OFFのバランスを整え、頭をスッキリさせる効果があるため、朝に行うのがおすすめです。
まとめ
夏の疲労回復に役立つ4つの呼吸法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
それぞれの呼吸法には、特有の効果がありますので、自分に合ったものを取り入れてみてください。ヨガの呼吸法を日常生活に取り入れることで、夏の暑さやストレスを乗り切る力を養い、心地よい毎日を過ごせることでしょう。ヨガサロン紬では、これらの呼吸法を学ぶクラスも開催しておりますので、ぜひご参加ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回のブログでも、健康に役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに!
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