こんにちは、ヨガサロン紬の今井順子です。
さて、とうとう3月になりましたね! 一気に暖かくなって、体がウズウズしてきました。
今日は朝のレッスン後に、自分のためのヨガをしたら、足腰が軽くなって気分上昇!
おかげで、ちょっと遠くまでお散歩してきちゃいました。
前回は『ヨガをする時間がない!という方へ(OLさん編)』でしたね。今回は、産後のママのためのコラムになります。
ちなみに、我が家には二人の子どもがいます。上が5歳の女の子、下が1歳の男の子です。
どちらも目に入れても痛くないくらい可愛い。
でも、出産は大変でした。
特に、二人目は4年のブランクがあったからか、一人目の出産の時より痛かった気がする。
大声で叫び、踏ん張りすぎたためか、産後半年くらいは右脚の付け根が痛くてヨガするどころか歩くのも億劫になるほどでした。
産後のヨガを指導している私ですが、2人目を出産して「産後ヨガ」に関する考え方が変わりました。
一人目の時は「産後はヨガで体を直せば大丈夫!」とばかりに、朝早起きしてヨガを1時間近く練習し、「こんなに体重が減った」「体型が戻った」と喜んでいました。
だから「二人目が産まれても大丈夫!私にはヨガがついているわ」と思っていましたが、二人目は予想以上でした。
1ヶ月経ったのに、体がだるくて動かない。足の付け根が痛くて、ヨガできない。
さらに、下の子のお世話以上に、上の子の赤ちゃん返り・イヤイヤに苦しみました。
しかもホルモンバランスが崩れていたのか、私のイライラもマックス。
悲しいかな、ヨガの呼吸やアーサナも歯が立たないくらいに、落ち込んでいたのです。
「もう限界!」というときに、近くの整体に駆け込み「骨盤矯正」をしてもらいました。
そしたら腰の周りが楽になって、やっと家事ができるまでに復活できました。
確か、産後2ヶ月に入ってすぐだったと思います。そのお陰でヨガを再開することもできました。
体を動かせるようになって、私のイライラも次第におさまり、生活を楽しめるようになりました。
その後は、デイリーのヨガで体を整えつつ、月1回程度、整体院に通ってほぐしてもらっています。
その経験から、産後ヨガに通ってくださるママに伝えるようになりました。
「高齢出産の出産や、難産だった場合、予想以上に体がダメージを受けている場合があります。
そのときは、ヨガは効果的だけど、自分の力だけで産後を乗り切るのは難しい」
年齢とともに頑張りが効かなくなります。出産も同じ。
赤ちゃんがいても、ある程度、家事できるならば「ヨガできる心の余裕=時間」もあるでしょう。
しかし、「毎日寝ているしかない」というくらい産後のダメージがまだ大きかったら、ヨガするタイミングではないのです。
ヨガで体をほぐすことは大切だし有効です。
でも、本当に辛くて体が動かないのなら、まずは体力の回復を待つこと。さらに、辛かったら人の手を借りたほうがいい。
整体やカイロプラクティックなど、人の手を借りて「調整してもらう」ことも大事です。
その上で、ヨガを始めることをオススメします。
ヨガは自分の力で、日々の体調を整えるものです。
「自分でやりたい!」「自分で調整するやり方を知りたい」というまで回復してからヨガを始めることをオススメします。
その時期は、人によってマチマチ。2ヶ月目から動ける人もいるし、私のように時間がかかる場合もあります。
だから、産後、ヨガサロン紬にいらっしゃる時期は、マチマチでいいと思うのです。
もしあなたが「産後はヨガをする時間がない」と悩んでいるならば、実は「ヨガをする気力がない」ということが原因の一つなのかもしれません。
今の自分、今の体調を、見直してみましょう。それも一つのヨガだなぁと思うのです。
次回、その上で、産後に全く体が動かなかった時期に行ったヨガ(ストレッチ)をお伝えしますね。