
こんにちは、ヨガサロン紬@中野の今井順子です。
姿勢を良くするには、まず硬くなっている筋肉をほぐすことから。そのための体のリセットポイント3つを解説して、基本エクササイズをご紹介します。
反り腰・猫背の3つの改善ポイント
前回のブログでは、反り腰・猫背だと姿勢が悪くなることをお話ししました。


では、どこを改善すればいいのか?というと・・・
ポイントとなるのが「背骨・骨盤・肋骨(呼吸)」の3つです。
まずざっと、どんな役割があるのかをお伝えします。
1、背骨(脊柱)→背中の筋肉
背骨は、頭と骨盤との間に24個の「小さな積み木のような骨」が連なってでできています。
また、上から頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)という3つのグループに分かれていて、正常な背骨はS字カーブを描いています。


でも、このS字カーブが崩れると「姿勢が悪い」という状態になってしまうんです。
正常なS字カーブを描く背骨を取り戻すには、硬くなった背骨&背中の筋肉をほぐし、柔軟性を取り戻すこと! そうすれば、きれいな姿勢・美しいスタイルになります。
2、骨盤
骨盤は、私たちの体の中心にある土台となる骨格です。上半身と下半身をつないで、体を安定させる役割を担っています。


骨盤は背骨と連携して動き、姿勢を決める重要なポイントです。
骨盤の歪みが気になっている方も多いはず。まずは、背骨と一緒に骨盤の前傾・後傾を繰り返すことで歪みも改善しやすくなります。
3、肋骨&肩甲骨(呼吸)
背骨とつながる肋骨は、鳥かごのような形。心臓や肺など大切な臓器を守る鎧の役目をしています。
呼吸をするときに肺がふくらんだり、縮んだりするのに合わせて動いています。
(肋骨自体は動かないので、肋骨の間にある筋肉が動いてくれています)


さらに、肋骨の背中側についているのが肩甲骨。もうこれは、セットで考えてください!
ところで呼吸するときには、肋骨だけでなく、肩甲骨・背骨・骨盤も一緒に動いているってご存知でしたか?
背骨・骨盤と連動する動きをすることで、呼吸が深くなり、肋骨も正しい位置に戻りやすくなります。
3つの姿勢ポイントをリセットする基本「キャットエクササイズ」
反り腰・猫背を改善する、もっとも基本のポーズが「キャットエクササイズ」です!
呼吸に合わせて背骨を丸めたり、伸ばしたりするこのポーズ。
ヨガでは最も基本のポーズなので、ご存じの方も多いと思います。
このポーズ、実はすごいんです!
【キャットエクササイズの効果】
1、背骨の柔軟性を取り戻して、姿勢を整える
2、腹筋をきちんと使えるようになるので、反り腰改善
3、呼吸を意識することで、肋骨も引き締まる
さらに今回は、腹筋を意識して鍛えたいので、ちょっとアレンジを加えました。
では、やり方をご説明します。




これを5セット繰り返します。
ポイントは・・・
お腹を、マックスまで天井方向に持ち上げること!!!!!
反り腰だと、お腹にうまく力が入らないので、このポーズで腹筋の感覚を取り戻します。
最初はお腹にうまく力が入りませんが、繰り返しているうちに下腹が固くなるのがわかるはずです。
背中を緩めるには、お腹を鍛えることが近道です。
さらに、1回だけではなく5セットやること! 回数をやることで、腹筋が目覚めます。
産後のお腹の緩み、骨盤底筋の調整にも効果ありです。
簡単ですが効果抜群です。ぜひ、やってみてください(^-^)。